一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会

国際標準をベースにIoT関連ソリューションの セキュリティ実装評価を開始

一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会(理事長:辻井 重男、所在地:東京都港区、以下、SIOTP協議会)は、産業制御システムに関する国際標準規格として注目を集めるIEC62443を始め、NIST SP800、FIPS140-3などの国際標準を考慮した「SIOTP協議会セキュリティチェックシート」を策定し、会員各社の保有するIoT関連ソリューションを対象にセキュリティ実装の有効性評価を開始します。

まずはその第一弾として会員企業であるサイバートラスト株式会社、株式会社SYNCHRO、株式会社ミルウスの保有するソリューションの検証を5月からスタートします。

SIOTP協議会では、2018年度より『仕様検討部会』においてIEC62443をベースにIoT セキュリティの実装レベルの仕様策定に取り組んでいます。また総務省 戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)を受託し、IoTセキュリティの実装に向けての実証検討を行ってまいりました。

また一方では、IEC62443に加え、NIST SP800、FIPS140-3などグローバル市場におけるトラステドサプライチェーン確立のための国際標準への準拠も求められています。

そこでSIOTP協議会では、この数年間で培った知見や成果に、国際標準を精査した要素を加えて「SIOTP協議会セキュリティチェックシート」を策定し、会員各社の保有するIoT関連ソリューションを対象にセキュリティ実装の有効性評価を開始します。

また今後新たに制定される国際標準についても必要に応じて対応していく予定です。

尚、この取り組みを推進する為に、2020年2月にSIOTP協議会内に『標準化部会』を新たに立上げその準備を開始いたします。

また将来的には、「SIOTP協議会セキュリティ基準」の対象を一般にも拡げ、標準化機関との連携も含め、認定プログラムに発展させることも視野に入れて取組みを推進します。

 


【セキュアIoTプラットフォーム協議会について】https://www.secureiotplatform.org

2017年4⽉に設⽴されたセキュアIoTプラットフォーム協議会はIoT機器の利⽤者が安⼼・安全にIoT機器やそのサービスを利活⽤できるよう、全世界標準かつデファクトなセキュリティ基盤の構築を⽬指しています。⽇本産業界の知⾒を集めオープンイノベーションによりIoT機器の製造段階からクラウド環境でのサービスまでを包含したセキュリティ標準化の取り組みを推進しています。

【お問い合せ先】 
セキュアIoTプラットフォーム協議会 事務局
E-mail:contact@secure-iot.org